☆2020年9月 わたしの気持ち、相手の気持ち☆

こどもプラス池田教室では、運動療育の他に

SSTも行っています。

 

今回は、「わたしの気持ち、相手の気持ち」と

題して、いくつかの場面について考えてもらいました。

 

まず最初に、他者の気持ちを考えるにあたって、

「サリーとアンの課題」というテストを

行いました。

 

これは、「他者の心を推測する」という心の理論を

獲得しているかどうかをはかる、有名なテストです。

 

今回、参加したお子さんの半数が、このテストで

間違った解答をしていました。

これは、3~4歳で芽生えると言われている他者を理解する力

「心の理論」というものがまだ発達していないことを表わしています。

 

2番目に

おもちゃで遊んでいるA君のそばに、B君がやってきて、

急におもちゃで遊びだしました。

おもちゃを取られたくないA君は怒って、

勝手に遊ばないで!と言いました。

さて、この時のB君の気持ちは?

 

また、A君はなぜ急に怒ったのでしょう?

 

もし、自分がA君やB君だったら?

 

と、まずは客観的にプリントに書かれたイラストを

見て考えてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

そして、A君とB君が仲良く遊ぶにはどうしたらいいのか?

 

についても考えてもらいました。

 

 

3番目に

お母さんとこどもの問題です。

お母さんは一日忙しく家事や仕事をしています。

そこへこどもが、「お母さん、一緒に遊ぼ!」

「お母さん、話を聞いてよ!」と話しかけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、この時のお母さん気持ちは?

 

また、こどもの気持ちは?

 

お母さんはどんな様子かな?

 

お母さんが疲れていたり、忙しい時はどうすればいいかな?

 

について考えてもらいました。

 

みんな真剣に考えて意見を言ってくれます。

 

「友だちやお母さんといった、身近な他者は、

いつも自分と同じ気持ち、同じじゃないと嫌、不安になる。」

 

「なのに、自分の気持ちと違うことを言う。」

 

「悲しい、腹が立つ、ゆるせない。」

 

そして、「ケンカになってしまう。」のですね。

 

 

他者と、仲良く過ごすためには、

まず、自分と友達、自分とお母さんや家族は、

違う人格を持った違う人間なんだ、ということを

まず、理解することが必要です。

 

違う人間だから、違う気持ちを持っていて当たり前。

 

だから、どうしたらいいか?

との最後の問いかけに、

「だから、相談する!譲り合う!」

と答えてくれたお子さんがいました。

 

今回の目指していた到達点です。

 

少しでも理解して、友だちや家族と

仲良く過ごせますように🍀

 

 

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