2018年10月☆こどもプラス池田教室の運動会☆

日頃より、池田教室への深いご理解と

ご協力を頂きありがとうございます。

 

10月になり、地域の小、中学校、幼稚園、

自治会と様々なところで運動会が

開催されましたね。

運動療育をおこなっている当事業所でも

今日はプチ運動会を開催しました。

 

 

開会式では、紅組、白組の代表に

選手宣誓をしてもらいました。

学校では1年に1人できるか出来ないかの大役です。

代表の二人は目を輝かせて宣誓してくれました。

宣誓には、

運動会を行うにあたってのめあてが書かれています。

①練習の成果を発揮する。

②ルールを守る。

③元気に仲良くがんばる。

そして、④勝っても負けても楽しく終わる。です。

 

おこさんたちの中には、

1位や勝敗へのこだわりが強い子が多いです。

今回、そのこだわりをどうするか・・・が一つの

考えどころではありました。

しかし、あえて紅組、白組を作り、

得点をつけ、勝敗を分けることで、

負けると悔しいけれど、ゲームとして

その悔しさも楽しむ、という経験を

SSTとして積むことにしました。

 

前半は、日頃の運動療育の成果を

発揮してもらうプログラムです。

どちらかというと速さよりも

しっかり腰を落とす、

手で体を支える、両足をそろえて飛ぶ、

などの身体の使い方を正確に競う

といったことを大切に行うのが目的ですので

午前中の個人競技では混乱はありませんでしたが、

団体戦のつなひき、大玉転がしに差しかかると

途端に負けたことに興奮する

おこさんが出始めました。

顔を真っ赤にして、涙も浮かんでいます。

 

でも・・・「これはゲームだよ。

勝っても負けても楽しむんだったね。」

と声をかけると、

そのおこさんの表情がスーっとやわらぎ、

落ち着いていくのがわかりました。

頃合いをみて、前半は終了にし、お弁当まで

自由時間を設けました。

さっきまでのことはなかったように、

気持ちを切り替え

みんな楽しく遊ぶことが出来ていました。

 

 

午後の後半戦では、バランス感覚が必要な、

小さいボールを筒の上にのせて

落とさないように走る種目、

SSTとして、絵や文字カードに書かれたものを、

他者にかけあって調達する借り物競走、

上着を着て、脱いでから走る競走など

楽しみながらも生活基本的動作を取り入れた、

療育として取り組めるプログラムが続きます。

 

行動の抑制が効きにくいおこさんも、

日頃のスタートストップの

療育プログラムの効果が出て、

フライングをしたりコースを

ショートカットすることはありませんでした。

 

普段、動くのが苦手なおこさんも、

腕に参加したらシールを貼るメダルを

つけたことでモチベーションが上がり、

こちらの予想をはるかに上回って

積極的に参加されました。

 

一日、最初に確認しためあてを見事に守り、

日頃の成果を発揮して、

とても上手に運動会に参加してくれた

おこさんたちの成長を感じ、

この日のお天気のように

晴れ晴れとした気持ちになりました。

 

自由時間には、紅白に分かれて健闘した友だちと、

自然と肩寄せあって遊ぶ姿がありました。

勝敗をつけることで、負担もかかりますが、

程よい負荷は、成長に良い影響をもたらします。

思い切って得点制にしてみてよかった・・と

しみじみ感じた1日でした。

 

 

 

 

 

 

 

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